春一番
凄い風でしたねー。
どーもこれが春一番らしいです。
煙霧 とかっていう土煙が吹き荒れ、車の中にいるのに目を細めてしまうほどでした。
春一番て言えば・・・・・・
1989年か90年に本栖湖で春一番に遭遇しました。
天気図を見て、今日しかないと思って釣行したら遭遇しました。
たしか今日みたいに3・4日ほど暖かい日が続いた後でした。
当時の本栖湖はモンスターブラウンのフィーバーもひと段落し、運が良ければライズが見られ、何事も起こらず一日無事終了ってのがもっぱらでした。
とーぜん釣れたなんて話はほとんど聞かなくなった、いま思えば端境期のような頃の話です。
6時位だったと思います。
川尻ワンドの右端について湖面チェックをしました・・・・・
物凄い光景が目に飛び込んで来ました。
つるっつるのベタナギの湖面に、雨が降ってるかのよーな小魚のライズ、パシャとヤマメみたいな音をたてるライズ、50・60CMのゴボッてライズや、明らかにデカイって分るよーなのが小魚をガバガバっと追っかけていたんです。
ライズの嵐ってこれのこと?
とにかく水面が休まる暇が無いくらい、エサから超デカイのまで、常になにかしらが跳ねていました。
高鳴る心臓の鼓動、武者震いをグッーーーーと抑え冷静に冷静にと自分に言い聞かせ、仕度を済ませ、足がもつれそーになるのをこらえながら、抜き足差し足で湖岸に近づきました。
ライズは浜から5m位のところから見渡す限り全てです。
投げまくりました。
引っ張りまくりました。
思い残すことが無い位、自分の全てを注ぎ込みました。
時計の針が8時を回った頃、ソヨソヨと風があたり始めました。
10分もしないうちに物凄い風が吹き始めそれと同時にライズが止んでしまいました。
投げまくっても、引っ張りまくっても止まなかったライズがピタッと。
本日何事も無く・・・・無事終了。
それまでいないと思っていた本栖湖に、魚がいるってゆーのが分った一日でした。
帰りの道中、ラジオから春一番と聞こえてきました。
今日もライズ凄かったのかなー?本栖。