最終テスト
やーーーっと、キャプチュード9208完成しましたー。
といってもプロトタイプが出来ただけで、これから本製造に入る訳なんですが・・・もー出来たも同然あとチョットです。
ここまで紆余曲折、長い道のりでした。
9番だとばっかり思っていたヘッドが、実は8番だったという信じられないようなチョー大ポカをやってしまい、開発関係者の皆さまには迷惑を掛けてしまいました。
また一昨年に痛めた右ヒジの靱帯が治らず、シュートもままならないボクを暖かい目でみてくださったシャチョーや、毎度遠方から来て頂いたフィールドテスターの皆さまには、とーーっても感謝してます。
苦労の甲斐あってヒジョーに良いロッドが出来ました。
前回もお話しましたが、とにかく投げ心地の良いロッドです。
よく曲がり、非常に抜けが良く、飛ぶロッドです。
よく曲がるっていうのは、一歩間違えると鈍重で風に弱いロッドになってしまうんですが、9208は違います。
なぜ違うって?
一番はボロンロッドだからです。
市販されているボロンロッドのほとんどは、ほんの極少数のボロンが最初から組み込まれているカーボンシートを巻いただけで、ボロンロッドと称して販売され、ボロンの特性が生かされてない物が多いのですが、キャプチュードは違います。
熟練した職人がテスター・デザイナーの指示通りに、制限なくボロンを使用し、ブランクスを製造する事が出来るんです。(ボロンの量・ボロンのコンポジット方法・ボロンに組み合わせるカーボンの種類・カーボンシートのカットの仕方・テーパーデザイン等)
ただ世界中で需要が高まっているレアメタル-タングステン(ボロン)、を手に入れる事は厳しくなっているのが現状で、入手は困難を極めています。
釣具ましてや当社で使用するボロンの量なんてたかが知れていて、当然大手商社なんかは相手にしてくれません・・・・・ってぼやいてもしょーがないんですが。
ちょっと横道にそれちゃいますが、天才デザイナー故ジム・グリーンがデザインした、あのボロンロッドは好きでした。
かなりクセのあるアクションなんですが、好きです、いまでも。
カッコイイし。
過去販売されたロッドのなかでは、ボロンの特性が一番良く出ているんじゃないかなー、さすが天才ジム・グリーンですね。
9208にもどります。
適合ラインは8番なら3Mウェットセル#8STLタイプⅡ-10,5mにカットしたもの ・ 9番なら3Mウェットセル#9STLタイプⅡ-9mにカットしたものを標準と考えて下さい。
また適正ライン負荷範囲を重さで表すと15、5g~17、5gになります。
デリバリーは3月中旬頃になってしまいそうです。
御予約された販売店様、お待ちになられているお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
最終テストの模様をご覧下さい。
デブでごめんなさい。
アオギャングじゃありません。
リカルド・ゴメス?